ABOUT CLAY

クレイの特徴について

アロマフランスのクレイ、
採掘から微粒子へ

クレイが採掘されて微粒子になるにはどのような工程を経ているのでしょう。

クレイの鉱山から工場へ

鉱山で採掘をされるクレイはまさに『大きな岩』にであり、粘土以外の砂利や石が含まれた状態で微粒子工場へと運び込まれてきます。

工場へと運び込まれた大きな塊のクレイは粉砕をされる前に風通しの良い屋根付きの保管所に集められ、風によって乾燥を進めていきます。

クレイを処理するうえでとても大事なことは『水分量』をコントロールすることです。
採掘されたばかりのクレイは20‐30%の水分量が含まれております。

そのため、クレイの鉱山や岩の色はパウダー状になったクレイに比べると濃い色合いをしており、パウダー状になるにつれて淡い色合いになっていきます。
保管所に集められたクレイから順次、粉砕機に入れられていき細かく砕いていきます。

大きな岩を砕いて乾燥へ

大型の粉砕機に入れられたクレイはベルトコンベアで工場の中に運ばれていきます。
大型・小型の粉砕機を順に通過していき、大事なプロセスの一つ、乾燥へと進んでいきます。

クレイの乾燥は、大型のオーブンから出された350℃の温風で20分間かけて乾燥させていきます。
温風が通る大型の窯の中でローラーに運ばれながらゆっくりと乾燥をさせていきます。釜の中でクレイは温風が均等に当るように回転しながら細かく砕かれていきます。

乾燥プロレスがとても大事なのは、クレイに含まれる水分量を管理するためです。
水分量を100%に乾燥をさせると、水分がなくなるとクレイのイオンやミネラルがすべて破壊されてしまいます。
乾燥が甘いと、残った水分からカビや菌の発生の原因となります。
乾燥の工程でクレイに含まれる水分量が8%以下になるように管理しています。
クレイの中には水分が多少なりとも含まれております。

クレイの乾燥は、温風乾燥をすることで:
・乾燥がきちんと行われて、安全な状態のクレイとなる。
・乾燥にムラがなく、安定している。

また、天日干しで起こりうる、乾燥不足による微生物やカビの発生が起きません。
天日干しだと乾燥をされる場所の周辺環境、綺麗な空気であることや環境汚染に問題がないかという心配事が多く付き纏うと共に、クレイの質にも疑問を持たざるおえない部分があります。

最終工程、微粒子へ

乾燥を終えたクレイは元の大きな岩から随分と小さくなりました。
これから微粒子への工程に進んでいきます。

様々な大きさの粒子が混在するクレイは、特殊な吸引機で微粒子を選別していきます。
塊のクレイを微粒子に【粉砕】するのではなくて、微粒子のみをその重さと体積によって吸引され選別をします。
粉砕による過度な圧力や力によって、微粒子化をしないため、クレイの粒子には傷がとても少ない状態で選別することができます。

採掘時の環境と衛生面での取り組み

フランスの法律で山や丘を掘り起こす際はそこにあった自然環境や生態系を保全する義務が発生します。

そのため、クレイを掘り出す前にクレイが含まれない草や木を含む土壌を掘り起こし他の場所に移動させます。
必要量のクレイを掘り出したら他の場所で保管をしていた土壌を元に戻します。
元あった土を返すことによって元々生息していた植物や木が育ちやすくなり、環境を元の状態に戻す手助けをしています。

また、採掘中に降った雨水などの水は水路に戻す前に貯水池に貯めて、濾過したのちに自然に返していきます。
衛生面では、採掘で使う重機は、採掘が終わるまでその場に留めておきます。
鉱山から出し入れしないことによって、鉱山以外の土や泥が入ることを制限して、良好な衛生状態の鉱山を保つことが出来ます。

加工工場の熱源は天然ガスを、機械などの潤滑油には植物油を使用しており、稼働エネルギーにも環境保護の配慮をおこなっております。